お兄さん、助けて~!
どうしたの?パブロフくん。
勘定科目の名前が長くて、手が痛いの。建物減価償却累計額とか売買目的有価証券とか、、、。
そんなときは勘定科目を省略して書くといいよ。
◆勘定科目の省略
答案用紙を記入する場合、問題で指定されている勘定科目名を使う必要があるので、省略することはできません。しかし、下書き用紙に仕訳を書く場合、採点されるわけではありませんので、勘定科目名を省略して書くことができます。
<著者が使っていた勘定科目の省略>
勘定科目 | 省略文字 | 備考 |
現金 | C | 英語Cash(現金)のC |
当座預金 | 当ヨ | |
売掛金 | 売× | |
買掛金 | 買× | |
受取手形 | 受手 | |
支払手形 | 支手 | |
売買目的有価証券 | 売買‐有 | |
満期保有目的債券 | 満期‐有 | |
貸倒引当金 | 貸引 | |
減価償却費 | 減 | 英語DepでもOK |
減価償却累計額 | 累 | 建累、備累、車累など |
有価証券評価損 | 有‐評価損 |
よく出てくる勘定科目だけ省略して書くだけで、グッと楽になります。休憩時間にオリジナルの省略文字を考えると楽しかったりします。
これは便利だね!
よく出てくる勘定科目は自分で省略文字を作るといいよ。
あと、もう一つあるの。パブロフ一生懸命勉強してるのに、2時間問題を解くと時間が足りなくなっちゃうの…
なるほどね。パブロフくんは、次の原因のどれかに当てはまらない?
◆簿記で時間が足りなくなる原因と対策
1.問題文を何度も読み返してしまう
問題文を何度も読まない。
→読んだ問題文は斜線で消す。大切な指示は問題文にマルをつけるか、下書き用紙に書き写す。
2.暗記不足で手が止まる
仕訳を覚えていない。
→まずは仕訳を覚えることから始める。理解するだけではなく、問題文を読んで自力で仕訳が書けるか確認する。
3.テキストで理解した内容を思い出すのに時間がかかる
問題の解き方を習得していない。テキストに書いてある理論や理屈を思い出して、その都度解き方を導き出す時間はない。
→問題の解き方を覚える。
→仕訳の場合、九九と同じ早さで仕訳を言えるレベルまで練習。仕訳はアプリで練習すると早くなる。
4.解き方がわからず手が止まる
内容を理解していても、どこから手を付けてよいか、どのような順番で手を動かせばよいかわからない。
→簿記検定では、解き方の手順を自分で確立する必要がある。
<参考>
残高試算表の解き方ビデオ
精算表の解き方ビデオ
本支店会計の解き方ビデオ
特殊仕訳帳の解き方ビデオ
5.わからない問題に時間をかけすぎてしまう
わからない問題、わからない仕訳にはチェックをつけてとばす。最後まで解いて、時間が余ったら戻って来る。
6.仕訳を書くのに時間がかかってしまう
省略文字を使って仕訳を書く。
全部当てはまる…
・・・(苦笑)
ど、ど、ど、どうしよう!
焦らず、1つ1つクリアしていけば、きっと時間内に解けるようになるよ!
よーし、やるぞやるぞ~♪
★参考:電卓を打つスピードは?右手左手?
電卓を打つスピードが遅くても大丈夫です。
また、どちらの手で打っても大丈夫です。正確に入力できる手がベストです。問題を解いているうちに自然にスピードアップします。
右手のメリット…パソコンのテンキーは右に配置があるので、仕事で使うときには右手で入力できた方が便利です。
左手のメリット…ペンを持ったまま電卓を入力できます。