総合原価計算ってなんだかいろいろ出てくるの。
あぁ、総合原価計算はいろんなパターンの問題があるからね。
パブロフ混乱。
ふふふ。じゃあ、混乱しないように基本から順を追って説明していくね。
待ってました!
総合原価計算のコツ
総合原価計算には、先入先出法、平均法、材料平均投入、仕損・減損がある場合、組別、等級別、工程別などさまざまなパターンがあります。
これを区別せずあいまいに覚えると、問題を解く際にパターンが無限にあるように感じてしまいます。
総合原価計算のコツは、このさまざまなパターンを整理して、1つ1つ解き方を覚えていくことです。
そうすれば、問題を解く際に「あっ、このパターンだな。こうやって解けばいいな。」と落ち着いて正確に解くことができます。
このブログでは、「パターンを整理すること」と、そのパターンで「とのような解き方をするのか」について解説します。
今回は、すべての基本となる一番シンプルなパターンを見ていくよ。
ふ~ん。
総合原価計算の基本(先入先出法)
○ステップ1
状況を整理します。
○ステップ2
仕掛品のBOX図の下書きを書きます。材料費と加工費2つのBOX図を書くのがポイントです。
○ステップ3
次の部分には問題文の情報をそのまま写します。
○ステップ4
次の部分は計算で出します。
○ステップ5
月末の金額を計算します。先入先出法ですので、月末に残っている仕掛品は当月投入した材料費単価・加工費単価と同じになるという特徴を利用して計算します。
月末仕掛品の金額 2,400円+1,280円=3,680円(答え)
○ステップ6
完成品の金額を差額で出します。
完成品の金額 31,480円+20,524円=52,004円(答え)
総合原価計算の基本(平均法)
○ステップ1
状況を整理します。
○ステップ2
仕掛品のBOX図の下書きを書きます。材料費と加工費2つのBOX図を書くのがポイントです。
○ステップ3
次の部分には問題文の情報をそのまま写します。
○ステップ4
次の部分は計算で出します。平均法の場合、金額と数量の合計を書いておく点がポイントです。
○ステップ5
月末の金額を計算します。平均法ですので、材料費・加工費とも平均単価を使って計算します。
月末仕掛品の金額 2,420円+1,264円=3,684円(答え)
○ステップ6
完成品の金額を差額で出します。
完成品の金額 31,460円+20,540円=52,000円(答え)
カンタンカンタン~♪
次回は、もう少し難しいパターンを説明するね!