材料を追加投入するから…えっと…
パブロフくん、材料の追加投入には2つのパターンがあるんだ。
えっ!?知らなかった。
◆材料の追加投入
材料の追加投入の出題のされ方には2つのパターンがあります。
①作業の途中で投入する場合と②平均的に投入する場合です。
①作業の途中で投入する場合
作業の途中のどこか1か所で材料を一気に追加投入します。
②平均的に投入する場合
作業の開始から終了まで材料を少しずつ平均的に投入します。
平均的に投入する場合、作業進捗度に応じて材料Cが投入されることになるので、加工換算量を使って計算することになります。
◆材料の追加投入(作業の途中で投入)
<解き方と解答>
○ステップ1
状況を整理します。
○ステップ2
仕掛品のBOX図の下書きを書きます。材料費A・加工費・材料費B、3つのBOX図を書くのがポイントです。
○ステップ3
次の部分には問題文の情報をそのまま写します。
○ステップ4
次の部分は計算で出します。材料費Bの数量はステップ1の図を見ながらうめます。月初仕掛品、月末仕掛品、完成品の進捗度が「追加投入地点(50%)」を通過していれば、原料Bは投入済み(100%投入している)ですので、材料費Aと同じ数量(10個×100%)を書きます。一方、「追加投入地点(50%)」通過していなければ、原料Bはまだ投入していません(0%投入)ので、0個(20個×0%)と書きます。
○ステップ5
月末の金額を計算します。
○ステップ6
完成品の金額を差額で出します。
31,480円+20,524円+5,226円=57,230円(答え)
材料の追加投入(平均的に投入)
<解き方と解答>
○ステップ1
状況を整理します。
○ステップ2
仕掛品のBOX図の下書きを書きます。材料費A・加工費・材料費C、3つのBOX図を書くのがポイントです。
○ステップ3
次の部分には問題文の情報をそのまま写します。
○ステップ4
次の部分は計算で出します。「平均的に投入」ですので、材料費Cの数量は加工費の数量をそのまま写します(材料Cを平均的に投入するということは材料Cがだんだん累積していくということ。これは加工費と同じ考え方のため)。
○ステップ5
月末の金額を計算します。
○ステップ6
完成品の金額を差額で出します。
31,480円+20,524円+2,600円=54,604円(答え)
ステップ4がポイントなんだね!
そのとおり!材料の追加投入では、BOX図の個数の書き方がポイントなんだ。